どーも、Laurel(ローレル)です。
昨年の話ですが、名古屋から東京まで鉄道で移動する機会がありました。
普通に考えれば新幹線を使うかと思いますが、昔々鉄道ファンだった頃の血が騒いだ(新幹線の料金をケチりたかった)ため、ふと「各駅停車で行ってみよう!」と思い立ちました。
名古屋駅には12時過ぎに着いていたので、時間は十分余裕がありました。東京には夜に着けば良かったので。
それからもう一つの目的は、異なるJRをSuicaやTOICAなどの交通系ICカードでまたがって乗車すると、支払いはどうなるのか試してみたかったから。
そんなわけで、一瞬の思い付きで名古屋から東京まで各駅停車で行くことにしました。
目次
名古屋から東京までは乗り換え4回で7時間(乗り換え時間含む)
まず、乗り継ぎの状況を確認しなければならないため、名古屋駅のみどりの窓口で時刻表をパラパラとめくってみました。
そうすると、12時台の列車だと12時46分発豊橋行きの[新快速]がありました。そのあとは乗り継ぎも良くて、豊橋・浜松・静岡・熱海と乗り換えることになります。
長旅になるので、名古屋で乗る前に昼食を急いで取ります。
って、[新快速]に乗るってことは各駅停車じゃないじゃん!ってなりますが、まあ運賃以外に料金を払うわけではないので、そこは良しとします!
名古屋から東京まで各駅停車でいざ出発!
豊橋行きの車両は313系です。近郊型車両での旅はやはりクロスシートがいいですね(車両としてはセミクロスシートだったかな。忘れた)。
時間的にも空いていたためボックスを一人で使えます。この日は天気も良く、快適に東海道本線をひた走ります。
普段乗ることがほとんどない路線のため、車窓の景色も退屈しません。あっという間に豊橋に到着しました。
豊橋からも313系です。乗り換え時間がわずかしかないので、急いで乗り換えます。30分足らずで浜松に到着。静岡県に入りました。
浜松発は211系のロングシートでした。本当はボックスのクロスシートが良かったのですが、まあ仕方ありません。再度、東海道本線を上っていきます。ここから静岡までは1時間以上かかります。
ただやはり、長時間座り続けていたため、お尻が痛くなってきました。シートが硬いというわけではないですが、長時間はちょっとキツいですね。
旅程の半分ぐらいでしょうか。静岡に到着。この列車はこの先の興津行きなんですが、興津から乗ると座れない可能性もあったのでここで乗り換えです。
熱海行きは211系のロングシートです。学校帰りの高校生も乗る時間帯になりました。名古屋から3時間以上経ち、そろそろ乗り疲れてきました。
一瞬、三島あたりから新幹線に乗ってしまおうかなと思いましたが、こんな機会はめったにないのでこのまま行くことにしました。
名古屋から東京までだとICカードは使えない?
さて、ここまで来てようやく直面している問題に向き合うことにしました。
名古屋駅では手持ちのSuicaで改札を通りましたが、このままJR東海のエリアを超えてJR東日本の東京まで問題なく行けるのか?ということです。
事前の薄っぺらい知識では、会社間をまたいでICカードは使えないということぐらいですが、あえてチャレンジしてみました。実際にどうなるのか試してみたかったからです。
JR東海とJR東日本の境界は函南と熱海になります。だんだんと函南駅に近づいてきましたが、不安もだんだん大きくなってきました。
JR東日本の駅で降りる時に面倒くさいこと(名古屋からの運賃は下車駅で現金で精算)になるんじゃないかという不安です。
そんな不安がどんどん増してきたので、とりあえず(?)函南で下車しました。
JR東海とJR東日本をまたいでICカードを利用する方法
函南駅の駅員さんに状況を説明したところ、
- 自動改札は通れない
- 降りる駅で窓口精算になる
- ICカードに乗車区間分の残高がある場合は、引き去りができる
と案内を受けたので不安は解消されました!早速次の列車に乗って熱海に向かいます。
このあたりの東海道本線は、昔ブルートレインに乗った時に通過したことしかなかったので、とても新鮮でした。
特に、函南ー熱海間の丹那トンネルがとても長い区間だと改めて感じました。昔々の掘削技術を考えると途方もない距離だったのだろうと思われます。そりゃあ、御殿場周りで迂回するよなあ。
名古屋から東京まで各駅停車の旅も最後の乗り換え
熱海で上野東京ラインの籠原行きに乗りますが、やはり旅情を味わいたいのでセミクロスシートの最後部の車両に乗ります。
神奈川県に入ったらもう終盤だと思っていましたが、意外に時間がかかるなあという印象です。熱海から1時間経ってもまだ藤沢なんですね。
そして横浜を過ぎ、東京都に入りようやく降りる時に到着です。いやー長かった。思いつきで始めたとはいえ、よくやったと自分でも思いますよ。でも、とにかくお尻が痛い!そして疲れた!
名古屋から東京までICカードで乗ってきて精算
さて、いよいよ改札です。窓口で名古屋から来たと伝えると、「新幹線の切符は?」と聞かれました!
そりゃそうだよなあ、誰だって在来線だけで名古屋から来るとは思わないだろうし。苦笑
で、在来線だけで来たことを伝えると「え!?」っと驚かれ、一瞬珍しいものでも見るような目があったあと精算してくれました。ほっとけ!
ということで、Suicaにチャージしてあった金額だけで、名古屋から東京まで来ることができました!
まとめ
JR(今回は東海と東日本)の会社をまたいでSuicaやTOICA等のICカードで乗車する場合は、事前に運賃分をチャージしておけば窓口精算でカードから引き去りしてくれます。
ただし、すべての駅や他のJRでこれらが可能かどうかは分かりませんので、窓口の駅員さんの指示に従ってください。まあ、同じこと試す人はなかなかいないと思いますけどね。
ちなみに下車駅は23区内の駅です。
ヒマとやる気がある方はやってみてください。お尻が痛くなりますけど!