どーも、Laurel(ローレル)です。
「令和」という新しい元号がとうとう発表になりました。正直な感想(第一印象)としては「変ではないが、素晴らしいと思えるほどでもない」というところでしょうか。
「令」という字は今まで元号に使用されたことがないということで、ぱっと見「元号っぽくない」印象がありますが、それもまた新鮮な雰囲気でいいのかなと思います。
元号についてあれこれ
私は日本史が好きなので、世間一般の人より明治より昔の元号も知っている方だと思います。
そこで今回、「平成」までの247の元号を改めて見てみたのですが、やっぱり「令」という字はなかったですね。
初めて使用する字と、使用ランキング5位タイの字の組み合わせは、なんとなく違和感があるような不思議な感じがします。
明治以降は「一世一元」となったので必然的にひとつの元号の期間が長くなりましたが、吉事や災害などで改元されていた明治以前は数年で改元されていたことも多くありました。
以下では、長く続いた元号を紹介します。
応永(1394年~1428年)
「昭和」「明治」に続く使用期間の長さランキング3位は室町時代の「応永」になります。読みが全部母音であることは、今気が付きました。笑
南北朝が合一された後の時期で35年も続きました。「平成」は応永に続く第4位です。
応永はあまりメジャーな元号ではないですが、室町幕府第3代将軍足利義満が鹿苑寺(金閣)を完成させたのも応永年間でした(応永4年)。足利義教がくじ引きで第6代将軍後嗣となったのは応永が改元される直前でした。
慶長(1596年~1615年)
秀吉の天下統一後、関ヶ原の戦いで勝利した家康が江戸に幕府を開き(征夷大将軍)、大坂冬の陣・夏の陣を経て「元和偃武」です。元和偃武とは、室町時代から続いていた長い戦乱が終わったことを指します。
「元和」ということで、この時20年続いた「慶長」から改元されました。
「慶びが長い」ということでとても縁起が良さそうですね(豊臣氏を除く)。
日本史でも重要な時期なので、目にしたことがある方もいるのではないでしょうか。
延喜(901年~923年)
これも「喜びが延びる」と読めて縁起(!)が良さそうな元号ですね。「延喜」といえば「延喜・天暦の治」という天皇親政が実施された時代として習いましたが、それ以上はよく覚えていません。笑
菅原道真が左遷された大宰府で亡くなった時や、古今和歌集の編纂があったのもこの時代です。23年続きました。
建武(1334年~1336年)
おまけの「建武」です。これは長く続いた元号ではありませんが、昔から「字面」がかっこいいなと思っていた元号です。
建武といえば「建武の新政」ですが、後醍醐天皇、足利尊氏、新田義貞、楠木正成などなど、鎌倉時代から南北朝時代に切り替わる時代の元号ですね。
大河ドラマの「太平記」はとても面白かった。また見たいと思うほどです。
今回は特にまとめる内容ではないですが・・・
久しぶりに元号について考える時間を持てました。
今は違和感のある「令和」ですが、そのうちきっと慣れると思います。平成に変わった時もそうでしたからね。
私は昭和生まれですが、平成の30年間の方が人生においていろいろな経験をしてきました。そういう意味で終わってしまうとなるとちょっと感慨深いものがありますね。
疲れているか分かりませんが、お疲れさまでした!>平成